角弘は、建設資材や土木資材だけでなく生活用品やプロテオグリカン商品など、

暮らしに役立つ様々な事業を展開している企業です。

創業130年を超える歴史ある企業で、

伝統を引き継ぎながら新しい事業へのチャレンジをしてきました。

今回は、そんな角弘の概要や採用情報、口コミなどを見ていきましょう。

角弘の企業概要と沿革

明治16年に設立した角弘は、青森県青森市を拠点に事業展開を行っている企業です。

建設資材の取り扱いを中心としながらも生活用品やプロテオグリカン配合の美容商品開発・販売、

サービスステーションの経営など、幅広い事業で人々の暮らしを支えています。

また、プロテオグリカンを製造する中で使用する食用酢に着目し、

農業用資材として開発を進め「カルリン」という商品を生み出しました。

カルリンは多くの農作物栽培に取り入れられ、

青森県特別栽培農産物で使用される資材として承認されています。

営業支店は東北5県（青森・岩手・秋田・福島・宮城）に展開されており、

多くの地域で事業を展開しています。

モノづくりの精神を大切にしながら発展を続ける、角弘の歴史についても見ていきましょう。

角弘は、元々津軽藩家老だった大道寺繁禎が15人の共同出資者を集め、

良い農機具を安く販売したいとの思いを実現すべく歩み始めた会社です。

明治16年に弘前農具会社が設立されてからは、近県鉱山との取引を行い、

明治40年には現在の本社がある青森市へ支店を開設し他の地域へ広げていきました。

大正時代に入ると、アメリカで大きなシェアを握っていた

ニューヨーク・スタンダード・ヴァキューム石油会社の代理店になります。

その流れに乗って昭和2年にはフォード自動車会社の副代理店となり、

3年後の昭和5年には青森県下特約店として承認されたのです。

その後、ニューヨーク・スタンダード・ヴァキューム石油会社でも青森県下特約店になりました。

昭和7年に東北で2番目の石油サービスステーションを弘前市代官町に開設し、

以降青森県内を中心に多くのサービスステーションを開設してきました。

平成19年にはプロテオグリカン研究所を青森市に開設し、

新たな分野での事業展開を開始しています。

平成30年には、創立135周年を記念して盛大なイベントが行われました。

この沿革からも分かるように、角弘は様々な事業にチャレンジしながら、

大きく成長してきた企業だと言えるでしょう。

どんな事業を手掛けている会社なのか？

小さな農具会社からスタートした角弘は、時代のニーズに合った事業を展開してきました。

現在もなお様々な挑戦を続けていますが、具体的にはどのような事業を行っているのでしょう？

・建設資材販売事業

角弘の中心的な事業は、建設資材の卸売りです。

水回りのリフォームに必要な住宅設備である、キッチン・バスルーム・トイレ・洗面所の機器。

建物の外壁工事に必要な資材。

塀やフェンス、物置、ガレージなどのエクステリアなど、多種多様な資材を販売しています。

・サービスステーション、レンタカー事業

角弘では、青森県内で16店舗のサービスステーションを経営しており、

燃料の販売も行っています。

また、格安でのレンタカーサービスは高い評判を得ており、観光客にも多く利用されています。

・プロテオグリカン商品事業

タンパク質が多く含まれ、肌を滑らかにする成分が特徴のプロテオグリカンを使い、

美容商品の開発・販売を手掛けています。

『アレッラPG』という販売店を持ち、青森県内だけでなく秋田県にも出店しています。

スキンケア商品やサプリメント、お酢を使ったドリンクなど、

美容に良い商品が多く取り揃えられています。

地元青森の名物である『ねぶた』や『なまはげ』をモチーフにしたフェイスパックは、

青森のお土産として人気のある商品です。

・農業資材事業

プロテオグリカンの製造に使用する食用酢を使った『カルリン』を生み出し、

青森県の名産であるりんごをはじめ、ブルーベリーや野菜など、

様々な作物の自然栽培に役立っています。

弘前大学農学生命科学部の杉山教授と共同研究を行うなど、

食用のお酢からできているため、環境に優しく安全に使用できると

多くの作物に使用されています。

角弘は9社のグループ会社を持っており、カクヒログループとして建設関連の工場や建築工事、

リフォームの営業所、ソフトウェアを開発するIT企業も抱えています。

多くの事業に取り組みながら時代に合わせて発展しているため、

今後も新しい事業への参入が予想されます。

角弘の特徴とは？

角弘は「建設から暮らしまで」という言葉をモットーとして多くの事業を手掛けてきましたが、

長きに渡り会社を続けられた理由とは何でしょうか？

それは経営理念や地域への考え方が影響しており、角弘が持つ特徴とも言えます。

・伝統を引き継ぎながら発展している

創業当初の考え方は創業して130年以上経った今でも変わらず残っており、

現在の経営理念にもなっています。

また、100年先やその先まで生き抜く経営戦略を重要視しているため、

多くの新規事業へのチャレンジを積極的に行ってきました。

伝統的な考え方も守りつつ、時代に合った事業展開を行っていくことで、

青森県や東北地域を支える企業として発展したのです。

・暮らしに必要な要素を幅広く担っている

多くのサービスステーションを経営していることもあり、

地域のエネルギー資源の確保へ貢献して人々の安全な暮らしを実現している点も特徴です。

カクヒログループとしても活動の幅を広げ、

様々な業種を展開することで、あらゆる面から地域を支えています。

また、青森から世界へ発信する事業にも取り組んでおり、

プロテオグリカンで世界に通用する商品開発も行っています。

・地域を盛り上げる企業

さらに、地元のサッカーチームへの支援や楽天イーグルスの協賛なども行っており、

自社の事業以外の部分でも地域を盛り上げる活動をしています。

未来を見据えた事業展開を行っていることが評価され、

2017年に経済産業省から「地域未来牽引企業」に認定されたこともあり、

進化し続ける企業として注目されているのです。

様々な事業を手掛けてお客様からの多様なニーズに応え、

時代の移り変わりにも柔軟に対応したことで、現在に至るまで経営を続けてこられたのでしょう。

角弘は、今後も地域に密着しながら多くの新事業への取り組みが期待される、

時代に合わせた人々の快適な暮らしを実現していく企業だと言えます。

採用情報から見える角弘の魅力

グループ会社を9つ持つ角弘は、

専攻を問わず幅広い人材を対象に積極的な採用活動を行っています。

毎年、会社説明会を行い、必要に応じてインターンシップの募集なども行って、

総合職と専門職を担う新しいスタッフを採用しているのです。

専攻した学部や学科を問わずに、大学・短大・専門学校・高校を卒業見込みの人を対象に

30名程度の採用を目指して新入社員採用が行われています。

平成31年度の採用実績は10名です。

「建設から暮らしまで」を支える角弘スタッフの待遇や福利厚生を見てみましょう。

・初任給

大卒総合職で190,000円、大卒専門職で165,000円が初任給となります。

短大・専門卒の場合は総合職・専門職共に初任給は154,000円です。

高卒スタッフも採用対象で、初任給は145,000円となっています。

・賞与や昇給

賞与は7月と12月の年に2回支給されます。

ボーナスがしっかりと支給される点は魅力的でしょう。

昇給については一般的な企業と同様に年1回です。

・休日や休暇

日曜と祝日の他、月3回の土曜日も休日です。

土日に連休が取れる点が嬉しいという人も多いでしょう。

その他に、夏期休暇と年末年始休暇、創立記念日などの休日を合わせて、

年間112日の休みを確保しています。

休暇については、有給休暇が初年度に10日、

その他に冠婚葬祭の特別休暇制度があります。

・勤務時間

始業が8時15分で終業が17時です。

週の労働時間は40時間以内となっています。

・福利厚生

健康保険、労働保険、厚生年金などの社会保険と、

冠婚葬祭、各種レクリエーションの制度が整っています。

健康診断を年1回行うほか、40歳以上を対象とした生活習慣病検診も行っています。

・手当

住宅手当や通勤手当、時間外勤務手当、管理職手当があります。

その他、秋田・岩手・宮城地区のスタッフには地域手当も支給されます。

また、資格手当も設けています。

角弘は採用情報からも、労働基準法をしっかりと遵守した条件で

採用を行っている信頼できる会社だということが分かります。

加えて、働く人をしっかりと支える福利厚生が充実していることにも注目できます。

創立から136年以上という長い歴史を持つ角弘だからこそ、

青森県を代表する企業として人材を大切にしているのです。

角弘で働いている人の口コミ

歴史ある企業で意欲的に新しい事業へ挑戦している角弘ですが、

職場の環境はどのようになっているのでしょうか？

ここでは、角弘で働く人の声を見てみましょう。

“青森県内では知名度が高く、青森県内の企業としては賃金も高めだった。”

https://en-hyouban.com/company/10105867883/kuchikomi/2028694/

東北5県に営業ネットワークを広げていることもあり、

青森県内では多くの人が知っている有名企業です。

有名企業の経営は安心感があり、様々な手当が用意されているため

賃金に満足する社員も多いようです。

また、専門的な知識や技術が必要となる仕事もあることから、

資格取得に対する手当を支給することで社員の意欲向上につなげています。

“県内平均なのである程度満足出来る。ボーナスもそれなりにあるし、決算で黒字だと期末賞与があるのでその年度はかなり助かる。”

https://en-hyouban.com/company/10105867883/kuchikomi/3152614/?PK=055B2E

近年、ボーナスをカットする企業も増えている中、

角弘では7月と12月の年に2回に賞与が支給されます。

しっかりと賞与が支給されることから、社員の活躍を認める場を多く設けて

社員一人ひとりの活躍をよく見ていることが分かります。

“製品の品質にばらつきが出ないように製造するのは大変ですがやりがいを感じます。

質問や相談が気兼ねなくできるので働きやすい職場です。”

http://recruit.kakuhiro.co.jp/staff/staff-485/

新しい事業に取り組むことが多いため難しい知識や工程に躓くこともありますが、

やり遂げた時の達成感を得る人も多いです。

角弘では、分からないことは何でもすぐに相談できる、

風通しの良い職場環境作りを大切にしています。

“初めは覚えることが多く、大変だと思いますが先輩たちが優しくわかりやすく教えてくれるので明るく楽しく仕事が出来ています。

未経験で不安だと思いますが私たちと一緒に明るく楽しく頑張りましょう。”

http://recruit.kakuhiro.co.jp/staff/staff-493/

「建設から暮らしまで」のモットーを1番に考えながら

人々の暮らしを支える事業を展開していくために、意欲ある社員の育成に尽力しているのです。

“この仕事は建築のプロがお客様ですので専門知識が必要となります。

日々勉強で刺激があり、大きい金額も動くので責任感が持ってできます。

最初はわからないことなどたくさんありますが、覚えてくると楽しさや充実感も増えてきます。”

http://recruit.kakuhiro.co.jp/staff/staff-487/

建設やサービスステーション、プロテオグリカンなど事業が多岐に渡るため、

毎年多くの新入社員を採用して社員教育に力を入れています。

新しい風を吹き込むことで、さらなる発展を見据えているのでしょう。

まとめ

ここまで、角弘の概要や沿革、事業内容と合わせて、

角弘の魅力や実際に働いていた、もしくは現在も働いている人の口コミを見てきました。

創業130年以上経った今でも、創業当時の考え方を忘れずに青森を中心に

多くの人々の暮らしを支える事業に取り組んでいます。

時代の移り変わりに合わせて必要なものを生み出すことで、

歴史ある有名企業へと成長したと言えるでしょう。

また、角弘は様々な事業に取り組む中で、社員一人ひとりを大切にして

多くの優秀な人材を育ててきました。

福利厚生も充実しており、多くの人にとって働きやすい職場となっています。

今後も地域と社員を大切にしながら、時代に合わせた新事業への挑戦が期待されるでしょう。

地域の暮らしに根付いた働き方をしたい、地域に貢献できる働き方がしたいという方は、

ぜひ角弘を志望されてみてはいかがでしょうか？