今日の特集企業は「エンカレッジファーミング」です。地方で農業という分野で事業拡大をしている同社の強みやビジネスモデルを調べてみました。こだわりの栽培方法はどのようなものなのでしょうか。高い品質の苗やトマトを栽培できている体制や方法をまとめています。
設立3年目のベンチャー企業
エンカレッジファーミングは、平成25年に設立された会社です。新潟市西蒲区に本店があり、野菜苗や花苗の生産・出荷、トマトの出荷を行っています。
野菜苗や花苗を県内外のホームセンターに出荷しています。特に花苗の生産・出荷に力を入れていて、パンジーやベゴニアなどの1年草をメインに取り扱っています。
花は屋外で育てることが多いので、外の環境に近い環境で育てるなどこだわりの栽培方法を心掛けている会社です。また、トマトの栽培もその日の天候に合わせて温度や湿度の調整を行うなどこだわりの栽培方法を取り入れ、美味しいトマトを出荷しています。
エンカレッジファーミングという名前は、「日本の農業を勇気づけたい」という思いが込められています。
23棟のパイプハウスで安定出荷
エンカレッジファーミングは、新潟市西蒲区越前浜にある小高い丘の上に農地があります。海が近いため、朝や番には心地よい浜風が吹き付け、丈夫な野菜を育てるポイントになっています。エンカレッジファーミングの農地には23棟のパイプハウスがあり、そこで野菜苗や花苗、トマトの栽培を行っています。
パイプハウスで栽培するメリットは、天候などに左右されないため1年を通して生産することができるという点です。新潟県は夏暑く、冬寒いという気候なので、ハウスで気温などの管理をすることで安定した出荷を見込めます。
特にトマトは、水分などのコントロールが必要不可欠なので、養液栽培で管理を行っています。
農地の特性を活かした栽培
エンカレッジファーミングでは、越前浜にある農地の特性をフルに活かした栽培方法を取り入れています。海が近いと植物の栽培も難しいように感じるかもしれませんが、海が近いからこそ元気で丈夫な野菜が育つとも考えることができます。
まだ設立されてから間もない会社なので、商品やサービスに関する口コミは見つけることができませんでしたが、エンカレッジファーミングが提供しいる商品についてみていきましょう。
花苗や野菜苗、トマトの栽培・出荷まで
エンカレッジファーミングは、新潟市西蒲区越前浜の近くにある農地で花苗や野菜苗、トマトの栽培・出荷を行っています。越前浜地内にの農地には23棟のパイプハウスがあり、その中で栽培を行います。
ハウスで栽培するというメリットは、何よりも気候に左右されにくいということでしょう。1年を通して温度や湿度などを管理し、花苗や野菜苗、トマトの栽培に適した環境を作ることができます。
その中でもトマトは特に管理を気をつけなければいけないため、養液栽培を行うなど工夫を凝らしています。その結果、丈夫で元気な花苗や野菜苗、美味しいトマトの生産に成功しているのです。
花苗の生産が大きな軸
エンカレッジファーミングは、花苗の生産に特化しているのですが、パンジーやベゴニア、ビオラなど1年草をメインに栽培しています。まだ設立して日が浅い会社ですが、今後はさらに取り扱いの品種を増やし1年と通して楽しむことができるラインナップを目指しています。
今後は今以上に豊富なラインナップの花々を楽しむことは期待できるでしょう。
また、エンカレッジファーミングは花苗の栽培にこだわっているポイントがあります。それは、花は基本的に屋外で育てるため、その環境に近い環境の中で栽培しているのです。その結果、丈夫な苗を育てることに成功しています。
養液栽培で美味しいトマトを生産
もう1つエンカレッジファーミングが力を入れているのは、トマトの栽培です。トマトは、綺麗な形で美味しく育てるのが難しい野菜なので、エンカレッジファーミングでは様々な工夫を凝らし、綺麗で美味しいトマトを生産しています。
綺麗で美味しいトマトを生産するためには、水分量や温度、湿度などが大きなポイントになっているので、養液栽培で水分などのコントロールをしっかりと行っています。
仕事内容や採用情報を特集
エンカレッジファーミングでは、一般事務やトマトの栽培・出荷を行うことができる人を募集していました。
一般事務の仕事内容は、パソコンを使った受注集計業務、手書きの伝票発行業務、電話対応、お客様へのお茶出し・掃除などの雑務となっています。その他にも郵便局などへの外出もあります。
必要なスキルや知識
基本的には未経験の方でも指導がありますが、エクセルやワードをある程度使いこなすことができる人の方が望ましいです。応募前に良く場を見学することもできるので、見学を希望する方は直接連絡をするか、ハローワークなどを通して問い合わせてみてください。
応募の条件は、通勤や外出時に車を使用するため普通自動車免許は必ず必要になります。スキルや経験は、エクセルやワードで文書作成や資料作成ができるということのみとなっているだけで、他は不問です。
そのため、事務経験が無い人であってもパソコンを使うことができる方であれば採用される可能性も高くなるでしょう。
栽培や出荷の現場スタッフも!
またエンカレッジファーミングは、トマトの栽培や出荷をするスタッフも募集していました。トマトの栽培や出荷をするスタッフの業務は、高度環境制御型ガラス温室で栽培されているトマトの管理(定植や誘引、芽欠き、収穫、選果、出荷)を行うというものです。
こちらも一般事務同様、通勤や外出時に車を使用するため普通自動車免許は必ず必要になります。スキルや資格に関しては不問です。
採用情報まとめ
エンカレッジファーミングでは現在、具体的な採用活動は行われていないようです。以前は上記でご紹介したような一般事務やトマトの栽培や出荷をするスタッフを募集していました。エンカレッジファーミングの事業内容を見る限り、今後同様の求人が出ることは考えられます。
現在農業に関する勉強をしていて、新潟県の農業に貢献したいと考えている人がいる場合は、エンカレッジファーミングの採用活動もチェックしてみると良いのではないでしょうか。
エンカレッジファーミングでは現在、求人を出していませんがこれからどんどん成長していく会社なので、同様の求人が出る可能性もあるはずです。
新潟県内で農業に関係する仕事の携わりたいと考えている方は、エンカレッジファーミングの採用情報もチェックしてみると良いのではないでしょうか。
最後に
エンカレッジファーミングは、平成25年に設立されたばかりの会社なので、まだまだ実績などは少なく、口コミなどは見つけることはできませんでした。
しかし、農地の特性を生かした花苗や野菜苗、トマトの生産・出荷をしているという強みがあるため、将来性のある会社なのではないかと考えられます。
23棟のパイプハウスでは、徹底的に温度や湿度などを管理し、花苗や野菜苗、トマトに最適な環境作りをしているため、入社後はそれらに関する知識を身につけなければいけませんが、やりがいを感じることができるはずです。
また、スキルや経験が不問の求人が過去に出ていたことから、そのような知識は入社後に身につけることができるということも考えられます。
そのため、新潟県で農業に携わりたい、「日本の農業を勇気づけたい」という思いに賛同できる人であれば、エンカレッジファーミングでやりがいを感じながら働くことができるのではないでしょうか。またエンカレッジファーミングがある新潟市では、外国人の就農に関して前向きです。
現在農業の担い手は少なくなっているので、外国人と共に働くことができる可能性がある職場ともいえるでしょう。新潟県の農業はどんどん衰退している現状がありますが、エンカレッジファーミングのように新しい取り組みを採用している会社がこれからの農業を担っていくはずです。
新潟県から「日本の農業を勇気づけたい」との思いを持つエンカレッジファーミングは今後も要チェックです。
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