AIの進化、男女格差・・・平成が残した問題は「令和」のキャリアウーマンをどう変えるか?

〈本記事は、アフィリエイトや企業からの記事掲載費をいただいた上で記事を執筆しています〉


日本は働き方改革により女性も働きやすい環境に変わりつつあるものの、未だに男女差の溝は深い状況と言えます。

さらにAIの進化により、将来人間がする仕事の多くはAIに取られるとも言われています。すでに単純な作業はAIが導入されており、女性がメインとして働く仕事がなくなってしまう可能性があるでしょう。

時代は「令和」に変わりましたが、平成が残した問題は今後のキャリアウーマンに対してどんな影響や変化を与えるのでしょうか?

 

キャリアウーマンにとっての平成の評価

2019年5月1日に皇太子様が天皇に即位されたことで、平成から令和へと時代は移り変わりました。平成に起きた多くの問題が残されたままの年号の変更ですが、働く主婦世代は平成の時代をどう評価しているのでしょうか?

「しゅふJOB総研」が行ったアンケート結果を元に、キャリアウーマンの評価をご紹介します。

【キャリアウーマンにとって平成はどんな時代?】

・良い時代だった…3.5%
・どちらかといえば良い時代だった…43.6%
・良い時代ではなかった…26.5%
・どちらかといえば良い時代ではなかった…14.9%
・わからない…29.9%

平成という時代を良いと評価する人は半数近くいるものの、あまり良くなかったと感じる人やどちらとも言えないと判断する人も多いようです。仕事やキャリアに満足な人がいる一方、不満を持つ人も多いと判断できるでしょう。

【平成で良かったことトップ3】

・働き方の選択肢が増えた…47.3%
・女性が働きやすくなった…26.6%
・女性活躍が推進された…22.1%

タイムフレックスやテレワークなどの働き方が登場したことで、主婦層の働き方の選択肢も増えた時代でした。そのおかげで働きやすくなった、活躍が推進されていると実感する女性は多いようです。

【平成で良くなかったことトップ3】

・法制度が不十分…31.5%
・女性活躍が推進されない…24.6%
・女性が働きづらくなった…12.0%

キャリアウーマンの不満は法制度が整備されていないことでした。また、働き方改革が不十分な会社で働く女性は活躍を推進されていうという実感が薄く、働きづらいと感じる人も多いのでしょう。働き方の選択肢を増やしつつ、実効性のある法制度を整備することが令和での課題になると言えます。

 

AIの進化がキャリアウーマンに与える影響

2045年を迎えるころには、今の仕事の約半分は自動化されると予測されています。仕事をより細かく分ければ全て自動化できるわけではないものの、既に単純な作業はAIなどの自動化が進んでいます。今後、人間にしかできない仕事とAIに奪われる仕事で大きな格差が出る可能性があるでしょう。

では、AIの進化でキャリアウーマンにはどんな影響があるのでしょうか?現時点で、日本での女性雇用者は非製造業の事務やサービス分野に集中しています。

AIなどの自動化は工場などの生産現場だけではなく、事務系の業務も導入される可能性があります。そうなると、事務系で働く女性やその職場は多くの影響を受けることとなるでしょう。日本での女性雇用数の過半数が事務系なので、たくさんのキャリアウーマンが影響を受けると予想されます。

 

令和は支え合いが重要になる時代

平成は働く男女格差も大きな時代でしたが、令和では男女の支え合いが重要となるでしょう。日本経済は現在、国際競争力が失われ、先進国の中でも遅れが目立っています。

その要因は企業がAI開発や投資で業務の負担を軽減する動きではなく、非正規雇用を増やしてコストカットを図ろういう動きが多かったからです。その結果、女性が活躍できる場の数は増えたものの、低賃金で働く女性が多いという実情を生むことになりました。

ところが、今後は単純な事務系業務は自動化が進み、銀行窓口やコールセンターのオペレーターなど女性がメインとしていた仕事が少なくなる可能性が出てきます。

グローバル化に伴い、外国語が話せる人材の需要が増えてきました。ただ、通訳・翻訳機のテクノロジーも進化しているので、日常会話であれば自動翻訳機でカバーできるので、翻訳の仕事等も数が減ると予想されます。

つまり、令和の時代は女性が安定して収入を得られる仕事が減る可能性が高いです。それなら安定した経済力を持つ男性と一緒になることが一つの策ですが、実は勝ち組に含む男性も少数となりつつあります。この背景から女性も必然的に職に就く必要があるでしょう。

人間らしく安定した暮らしを実現するには、夫婦が失業することなく、自分の経験ややりがいにつながる仕事で適度に安定した収入を得て、お互いが支え合うことが大事ではないでしょうか?莫大な所得は得られないかもしれませんが、多くの人が安定した生活をできるようになることで、令和時代の社会も安定すると期待されます。

 

令和時代に減る仕事・増える仕事

仕事の自動化により減る仕事もあれば、増える仕事もあります。自動化は便利ですが、人間にしか出来ない仕事もたくさんあります。その中には女性にこそ向いている仕事も多いので、そのような仕事を狙えば英和もキャリアウーマンは安泰と言えるでしょう。では、令和はどんな仕事が減り、どんな仕事が増えるのかご紹介します。

【令和に減る可能性がある仕事】

女性らしい仕事

何度も伝えていますが、丁寧さや従順力、忍耐力が求められる事務系はAIや自動化が進みます。これらの仕事は男性よりも女性に向いており、窓口の係など「女性らしい」仕事は減ってくるでしょう。

体力を必要とする仕事
重い荷物を持ち上げる力仕事は機械で対応できるようになりました。このような仕事は男性向けですが、体力に自信がある人や体を動かすことが好きな女性には人気があります。しかし、機械化に伴い仕事の数は減っていくと予想されます。

【令和に増える仕事】

資格や専門能力を持つと同時に、さらに何かを付帯できるスキルを持っている女性は令和も十分に活躍できると言えるでしょう。具体的には令和では次の仕事が増えていくと予想されます。

会計士的な業務

銀行の窓口業務は自動化できますが、融資や相談、営業といった仕事は人為的でないと行えません。単純な会計処理ならソフトでもできますが、顧客と財務戦略を考えるなどの仕事はなくなる心配がありません。

調理もできる管理栄養士

管理栄養士は栄養指導や献立決めなどが主な仕事です。カロリー計算や栄養指導だけではなく、美味しい料理を作れるスキルもあれば、働ける場や業務の幅を広げることができるでしょう。

外国語×医療機関

外国人観光客の増加に伴い観光スポットや飲食店では外国語対応が増えています。盲点になりがちなのが医療機関ではないでしょうか?滞在中に怪我や病気になった場合、日本語が通じない外国人は困ってしまいます。しかし、外国語が話せたり、翻訳・通訳機を使いこなせたりできる看護師や介護士は重宝されるでしょう。

AIやロボット×福祉、教育

介助は専用ロボットに任せることはできますが、高齢者とコミュニケーションを取るのは介護士の役割です。AIを通じて個人にあったケアプランを作成することはできますが、その選定や決定は最終的にケアマネジャーの役目です。AIを使った教材が増えていくと予想されますが、それを用いて子どもに指導するのは教師の仕事です。人と直接コミュニケーションを交わす仕事は、AIやロボットと共存しつつ残っていくことでしょう。


AIの発展に伴い、女性に適した仕事の数は減る可能性があります。

その一方で、コミュニケーションが必要な仕事や課題の発見・新しい提案などを必要とする仕事はなくならず、むしろ女性が活躍できる仕事と言えるでしょう。今後は事務系や体力系の仕事ではなく、人間にしかできない仕事やAI・ロボットと共存できる仕事を選ぶと良いかもしれません。

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