SBIホールディングスは1999年の創業から現在に至るまで、金融サービス事業や資産運用事業、投資事業、暗号資産事業、次世代事業の5つを軸に、事業展開を行っている企業です。
グループ企業にはオンライン総合証券を手掛ける「SBI証券」や、銀行業を営む「SBI新生銀行」、ベンチャーキャピタルファンド等の運用・管理を行う「SBIインベストメント」などがあります。
そんなSBIホールディングスは資産運用や投資に興味がある方にとっては知名度の高い企業となっていますが、実際に株価や業績はどのように推移しているのか気になる方も多いはずです。
そこで今回は、SBIホールディングスの業績推移を他社と比較しながらご紹介していきます。
SBIホールディングスの代表取締役会長兼社長を務める北尾吉孝氏による展望もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
SBIホールディングスの会社概要
まずはSBIホールディングスの会社概要からご紹介します。
SBIホールディングスは、1999年に設立された企業です。
現在従業員数は連結で19,000人以上、単体でも330人以上で、多くの従業員が勤めている大手企業です。
SBIホールディングスの経営理念は以下の5つから構成されています。
・正しい倫理的価値観を持つ
・金融イノベーターたれ
・新産業クリエイターを目指す
・セルフエボリューションの継続
・社会的責任を全うする
SBIホールディングスは各グループ企業を中心に新たなサービスも打ち出しています。SBIグループ傘下のSBIトレーサビリティという会社が提供するSHIMENAWAは新たなサービスの一例です。ブロックチェーン技術を活用して日本酒やお米など食品のトレーサビリティを提供し、商品の質を担保するサービスです。農作物であれば無農薬の有機栽培の証明になり、日本酒であれば高名な杜氏による醸造であることを証明できます。これによってコモディティ化した商品に特色を与え、付加価値の創出につながります。「金融イノベーターたれ」という経営理念のもと、ブロックチェーン技術やメタバースなど、SBIグループは最新の技術に積極的に投資し、それらを活用しています。
SBIホールディングスの気になる株価や業績推移
SBIホールディングスについて気になっている方の中には、株価や業績推移、将来性などに興味を持っている方もいるでしょう。
業績の推移
直近の本決算、2024年3月期の決算でSBIホールディングスは、増収増益を実現しています。
2023年度の売上高は0.95兆円だったのに対し、2024年度は1.21兆円を記録しています。
また、純利益も前年より146.1%上昇し、872.43億円を記録しました。
みんかぶ・Yahoo!ファイナンスでの口コミ
SBIホールディングスのグループ企業であるSBI証券は、多くのユーザーが利用するネット証券会社として知られています。
そんなSBI証券に対して実際に利用している人からはどのような口コミが挙がっているのでしょうか?
ここでは、SBI証券の口コミをご紹介します。
スマホは非常に操作しやすく、取り扱っている株が多いです。それに手数料も非常に安くて助かっております。総合ランキングがトップなのが使っていたら納得できます。若い方から年配の方まで使いやすいと思います。
引用元:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/sbi.html
SBI証券が提供している株アプリは、初心者でも直感的な操作が行えるよう、使いやすくなるような工夫が施されています。
例えば、売買取引数が多い銘柄や急騰している銘柄をランキングで表示する機能が備わっており、ランキング機能を活用することでスムーズに銘柄を探すことも可能です。
SBI証券では取引報告書などを電子交付に設定している場合、国内株式の売買手数料がすべて0円となり、投資に対するハードルが低くなっていると言えます。
信用取引をメインに考え口座開設しました。約定金額が300万円超の場合、手数料が0円ですし、取引金利・貸株料も他社よりも優れているので満足してます。 為替が動いたときに簡単にFXの口座への振り替えが出来、すぐにエントリーが出来る点も魅力を感じてます。
引用元:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/sbi.html
このように金利や貸株料が他社よりも優れているという声も上がっています。
また、FX口座への振替も容易に行えるため、SBI証券の口座さえ開けば機会を逸することなく、すぐに取引できる点も魅力に感じているそうです。SBI証券ではFXだけでなく債券取引やCFD取引、先物取引、金・銀・プラチナ取引など幅広い取引が可能となっています。
金利や貸株料は比較的低水準で、信用取引に伴う投資家の負担も軽減できます。
さらに、一般信用の日計り信用取引だと取引手数料や金利、貸株料がすべて無料です。
このように、株式取引の手数料だけでなく、信用金利など投資家にとって負担になりやすい部分も軽減できます。
アプリがあり操作がかんたん。取り扱い商品も多い。ポイントもある。ヤフーファイナンスと連携できる。SBIのネット銀行もあり便利。情報提供も多く充実している。手数料が安い。これから先、いい商品、サービスを他の証券会社よりも提供してくれそう。
引用元:https://finance.yahoo.co.jp/brokers-hikaku/item/1/reviews#review-list
SBI証券は取扱商品が多いことでも知られています。
通常の国内株式に加え、IPOや夜間取引、単元未満株なども取り扱っています。
また、アメリカや中国、ベトナムなどの外国株なども揃えており、取扱商品の数は業界内でもトップクラスと言えるでしょう。
他にもこちらの口コミではYahoo!ファイナンスとの連携ができる点やネット銀行がある点、情報提供も多い点などをメリットとして挙げています。
こうしたメリットがあるため、証券会社に迷ったらひとまずSBI証券を選ぶのもおすすめです。
SBIホールディングス代表取締役会長兼社長による企業の展望
金融サービス事業などを中心に、多くのグループ企業をまとめるSBIホールディングスの代表取締役会長兼社長を務める北尾吉孝氏は、今後どのように企業を発展させていきたいと考えているのでしょうか?
北尾吉孝氏は、現在世界的に革新的な技術開発が行われていることを受け、SBIグループ全体で持てる経営資源を最大限活用しつつ、先進技術を用いて社会変革を起こしていきたいと考えています。
実際、SBIグループではNFTの取り扱いや、生成AIを活用した電話自動応対の実現を果たしています。
さらに地域の金融機関として企業価値を向上させることで、地域経済の活性化に伴い地方創生に貢献したいと考えているようです。
また、近年注目を集めているバイオ関連事業は、今後中核的産業の1つになると考えており、すでに主要バイオ関連事業各社が自立した事業運営ができるよう、IPOを目指すとしています。
北尾吉孝氏は、新たな潮流をいち早く捉え事業戦略に取り入れながら、革新的なサービスやビジネスの創出に努めていくと語っています。
まとめ
今回は、SBIホールディングスの株価や業績推移、グループ企業のSBI証券に対する口コミなどをご紹介してきました。
SBIホールディングスは、数多くのグループ企業をまとめ上げており、5つの経営理念のもと多くの従業員が勤めています。
SBIホールディングスでは最先端の技術開発にも着手しており、社内にも自社が独自に開発したツールの導入なども積極的に取り組んでいます。
SBI証券に対する口コミでも、利便性の高さや手数料の安さなどを評価する声が多くみられました。
代表取締役会長兼社長を務める北尾吉孝氏も、最先端の技術を用いることで地域経済の活性化も実現していきたいと考えていることから、社会貢献にも積極的であることがわかります。
SBIホールディングスは将来性が期待でき、今後の動向にも要注目の企業と言えるでしょう。