海外と日本、企業の「未来」について ~「富士ゼロックス」から採用の変化を探る~

〈本記事は、アフィリエイトや企業からの記事掲載費をいただいた上で記事を執筆しています〉


数年前に突如発生した「パンケーキブーム」は未だ衰えを見せませんが、このブームがキッカケとなり、日本に数多くの海外発の飲食店がどんどん輸入されています。

思えば、日本における海外輸入ブームの火付け役の元祖はスターバックスではないかと。ワシントンシアトル発のオープンテラス備え付けのそれまでにないお洒落な空間は、当時の若者を虜にしたそうです。

そういえば、逆に外国では日本食が「ヘルシーだから」という理由で親しまれているようですし、「食」を通した国同士の交流は意外と頻繁に行われているようです。

近年は食だけではなく、文化や言葉、スポーツなど、様々な事柄を通して日本と海外との交流の場が設けられる機会が多くなりつつあります。そしてここには、「企業との関係性」も含まれるのではないかと。

この「海外企業と日本企業との関係性」について、今回はアメリカ企業との不和が注目されている「富士ゼロックス」を例にあげて考えてみたいと思います。

1.富士ゼロックスの概要

まずは富士ゼロックスが一体どのような企業なのか、具体的に見ていきましょう。富士ゼロックスは、東京都港区に本社を構える1962年創立の株式会社です。

富士写真フィルムおよび英国ランク・ゼロックス社の合弁会社として設立されました。社員数は単独で2018年3月期の時点で8023名で、グループ連結では44596名となっています。2018年3月期の連結売上高は1兆478億円に達しています。

主に複合機・プリンターなどのオフィス機器を提供し、日本やアジア、パシフィック地域を対象に販売・サービス活動を行っています。国内・海外ともに関連会社、販売拠点が多数設置されており、日本だけではなく海外への事業展開も活発に取り組まれているようです。

2.富士ゼロックスの自由分析

富士ゼロックスの事業といえば、複合機などのオフィス機器製造・販売と言えるのではないでしょうか?現在も主力商品として扱われ販売されています。

事業の強みの一つとしては、消耗品の補充やメンテナンスのサービスで利益を得るというビジネスモデルが確固たるものとなっていることが大きなポイントだと言えるでしょう。

全国に数多く富士ゼロックスの拠点が存在するおかげで、保守サポートが手厚く受けられるのが魅力です。プリンターでの印刷の仕上がりについても、他社の製品に比べて色彩再現の能力が高く評価されているようです。

オフィス機器を中心に扱っている事から、社会人だけではなく学生もきっと日常的に富士ゼロックスの製品を使用しているのではないでしょうか?学校の教室の隅に置かれたコピー機や、例えば就活中の場合研修先の企業のプリンターなど、想像するに「大学生」の方が無意識に富士ゼロックスの製品に触れる機会が多い可能性も考えられます。

また、すきま時間を効率利用した「電話ボックス型」のオフィスが広がっているというニュースが話題になっており、このニュースから富士ゼロックスに興味を持った若者も多いかもしれませんね。

去年、富士ゼロックスが「電話ボックス型のオフィス」を発表、こちらは文字通り電話ボックスを模した非常にコンパクトな仕様になっており、なかにはデスクと椅子、電源など、仕事に必要なツールが事前に揃えられています。

一見すると「こんなに狭い空間では息苦しくて仕事に支障をきたしそう」と問題視されそうですが、ひとりの集中タイムを有効利用できるという理由で様々な企業に導入され、更にYouTuberがレビュー動画をUPした事により注目を集めているのだとか!

「自分らしさ」を職場に強く求める傾向にある最近の若者であれば、新たな働きやすさを提案する富士ゼロックスの存在を特に気にしている可能性は高いと推測します。

3.富士ゼロックスの商品・サービスについての口コミ&評判を分析

富士ゼロックスに関して具体的に知るためには、内情をもう少し検討する必要があります。という事で、ここでは「富士ゼロックスの製品の口コミ」を、肯定的・否定的両方の観点から見ていきましょう!

肯定的な口コミ

故障や不具合の時のメンテスタッフの迅速な対応にはいつも感心している。これだけでも買う価値がある。

不具合が出たときに、解決をしてくれ尚且つ、新しく提案もしてくれたので助かりました。

故障が少なく、製品品質が良い

富士ゼロックスの商品そのものの品質の高さや、故障も少ないといった口コミが多く見られました。富士ゼロックスでは、これまで数々の複合機を作り続けてきており、その時代に合わせた最新機能が搭載された複合機を販売しています。

しかし、そんな利便性に優れている複合機を作ったとしても、品質が高くなければすぐに修理が必要となってしまいます。複合機を作り続ける老舗だからこそ、製品品質にこだわりを持って作り続けているのです。

また、その他にも故障や不具合に対するメンテナンス対応が万全だという口コミも見られました。オフィスで複合機が壊れてしまうと書類作成が滞ってしまい、仕事の流れにも影響を及ぼしてしまう可能性があります。そのため、万が一複合機が壊れてしまったらすぐに修理をする必要があったり、修理しなくても済むように定期的なメンテナンスが必要です。

富士ゼロックスでは各種商品に対して保守サービスを実施しており、年間契約を結んでおくと訪問作業から部品交換、定期メンテナンスまで、幅広く対応してもらえるので安心です。

こうした販売だけではなく、長期的な保守につながるサービス内容が充実していることも、富士ゼロックスの魅力と言えるのではないでしょうか。

否定的な口コミ

購入後、7か月使用してカラープリントが綺麗に出来なくなった。(粒子が粗くなったような感じ)
白黒は問題ないのですが、やはりカラーでもプリントしたいので取説の【困ったときは】を見て色々試してみたがダメでしたので、サポートデスクに電話してパソコン側の設定やプリンター本体の設定を色々とやってみましたが回復しませんでした。

上記のように、何らかの原因で故障してしまい、比較的早く使えなくなってしまったという口コミもありました。詳しいことが書かれていないため原因等は分かりませんが、当初は綺麗に使えていたはずなのにそれができなくなってしまったようです。

これらの口コミから、否定的な意見もあれど、比較的安定した製品づくりとサポート体制を維持している事から、富士ゼロックスという存在は「地にしっかり根を張り、今後も成長し続ける」可能性を秘めた企業であるというひとつの事実が見えてきました。

安定した業務を遂行し、消費者のニーズに答え、またそれだけではなく、電話ボックス型オフィスのような「新しい働き方」の提案を行う富士ゼロックスに対し、きっと多くの就活生が関心を抱いているのではないでしょうか?

また、現代の就活生にとって、「じっさいに富士ゼロックスに就活した場合を想定しての情報収集」も重要である一方、なかには「海外への事業展開」について気にしている学生も多いと推測します。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックなど、日本が海外に「間口を広げる」機会が日に日に増加傾向にありますが、これらの出来事は様々な関係性に大きな変化をもたらすと思います。それは国同士、人同士はもちろんの事、「企業同士」にも影響を及ぼすのではないかと・・・・。

「今後日本と海外の企業同士の直接的なやり取りが増えれば、採用の方向性も大きく変わるのか?」と懸念を抱く就活生にとって、海外進出に邁進し、アメリカとの関係性が取り沙汰されている富士ゼロックスの存在は、まさに最適な参考対象なのでしょう。

4.富士ゼロックスの採用についての口コミ&評判を分析

続いて、富士ゼロックスの採用に関する口コミや評判を見ていきましょう。就活生にとってはこちらも気になる話題ですよね!

富士ゼロックスでは様々な採用に関する口コミや評判が見られるのですが、働き方がそれぞれ異なるため、営業・エンジニア・事務と大きく3つに職種を分けて見ていきましょう。

【営業】

教育制度が一通り揃っており、上司と本人の意思が一致すれば、様々なメニューを活用することができる

従来からの複写機ビジネスに依存している。ソリューションビジネスの拡大を目指しているが、自社製品の社内活用が不十分であり、ソリューションビジネスの種をどのように育てようとしているか疑問である。

教育制度の充実や仕事のやり方を比較的自由に行うことができるということから、営業面はやりやすい部分も多いのではないでしょうか?ただ、営業をしているところから見えてくる、複写機ビジネスへの将来性や成長性に関して疑問に感じる方もいるようです。

【エンジニア】

年次に関係なく、仕事を調整すれば、いつ休んでも誰からも不満を言われないので、とてもワークライフバランスを取りやすい。また、フレックスタイムもきっちりと機能しており、暇な時は積極的に活用して早く帰るという空気がしっかりと根付いている。最近では1時間単位の有給を取得できるようになったらしいので、さらに良くなった。

エンジニアの口コミを見てみると、働き方やワークライフバランスに関する口コミが多く見られました。

近年、他の企業ではワークライフバランスに対しての不満を持っている方も多く見られますが、富士ゼロックスでは休みの取りやすさなどは比較的良く、働き方に関して不満を持っている人は少ないように見受けられます。部門によって異なるかもしれませんが、こうした取り組みは良い傾向であると言えるでしょう。

【事務】

社員が積極的に有休を取るので、派遣社員も休みを取りやすい。私が居たところは社員と派遣社員の垣根があまりなく穏やかな環境だったので、仕事にさえ慣れてしまえば自分のペースで作業ができたので働きやすかった。

事務の方の口コミを見ても、働き方に関する口コミが多く見られました。エンジニアと同様に、有休が取りやすい環境にあるようです。ただ、中には仕事量が人によって異なっているため、マネジメントをもう少ししっかりと行った方が良いなどという意見も見られました。

このように、富士ゼロックスでは企業としての将来性が問われている反面で、社員が働きやすい環境への取り組みが積極的に実施されていると言えるでしょう。

5.富士ゼロックスの口コミ&評判を分析

ここまで、富士ゼロックスの口コミや評判をご紹介してきました。

富士ゼロックスは複合機ビジネスの老舗として、こだわりの製品づくりを行っており、更にソリューションビジネスへの取り組みも課題は多いながらも積極的に進められています。

現在はペーパーレス化を重視する動きが見られているため、今後複合機の需要も減ってしまうことが懸念されてしまいますが、ソリューションビジネスとうまく組み合わせることによって複合機自体の需要減少の影響を防ぐようにしていると考えられるでしょう。

また、社内の口コミから分かるように、富士ゼロックスはかなり働きやすい環境にあると言えます。大手企業ならではの様々な休暇や、管理職に女性も多く登用している事など、多くの人が働いている中で職場環境の改革は他社に比べると進んでいるように感じられます。成長性などに不安は残るものの、働きやすい企業でもあります。

現在話題になっている富士ゼロックスとアメリカの大手事務機器メーカーゼロックスとの問題については、親元である富士フィルムが絡む買収騒ぎが根本にあるのですが、こちらは今後状況が大きく変わる可能性が非常に高いため、正直なんとも言えません・・・。

以上の問題は、日本企業と海外企業とのコミュニケーションの難しさを表しているのと同時に、課題が多いからこそ、どの方向にも転じる事が出来る「可能性」を孕んでいると考えられます。

臆せず難しい課題にチャレンジする富士ゼロックスを参考にすれば、日本や東京という小さな枠に囚われた限定的な働き方だけではなく、海外を通して幅広い価値観を取り入れ、「個人に適した働き方」を自主的に企業側に提案出来る、そんな新たな可能性を秘めた社会人を目指せるかもしれません!

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