木村育生氏は、2012年に持ち帰り寿司店である「小僧寿し」の社長として活躍していました。
この時期には、木村育生氏だけではなく他にも素晴らしい功績を残した社長が何人もいます。
今回は、2012年に活躍していた社長にはどんな人がいるのかご紹介しましょう。
日本航空 稲盛和夫氏
稲盛和夫氏は、無報酬で日本航空の会長に就任し、
「JALフィロソフィー」の策定などを行う中で社員の意識改革に取り組んだ人物です。
1万6000人にリストラを断行し、
その翌年には営業利益1800億円の高収益企業へと生まれ変わらせることに成功しました。
他にはない大胆な政策でしたが、それが功を奏したと言えるでしょう。
そんな稲盛和夫氏が社長を務めた日本航空は1951年8月1日に設立された会社で、
「公明正大で、大義名分のある高い目的を掲げ、これを全社員で共有することで、
目的に向かって全社員が一体感をもって力を合わせていくことができると考えています。」
という企業理念に基づいた事業を展開しています。
この企業理念を経営の基本としながら、「JALフィロソフィー」という考え方や行動を実践しているのです。
日本航空の主な事業は、定期航空運送事業及び不定期航空運送事業、航空機使用事業、
その他附帯する又は関連する一切の事業全般です。
ソフトバンク 孫正義氏
孫正義氏は、ソフトバンクの創業者です。
ソフトバンクの前身となるソフトウェア開発会社の「Unison World」をアメリカで設立しました。
そして、日本で人気だった「スペースインベーダー」の流行が沈静化した時に安く買い取り、
アメリカで売り出すことで大きな利益を得ました。
ソフトバンク創業前から実業家として大きな功績を残してきた人物だと言えるでしょう。
そんな実力者によって創業されたソフトバンクは、1986年12月9日に設立されました。
移動通信サービスの提供や携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、
インターネット接続サービスの提供といった事業を展開しています。
「Smart&Fun!」という社内スローガンを掲げ、最適な働き方をしながら、
個人の生産性を高めることを目指しています。
ITやAIを取り入れた新しい働き方の実践にも積極的に取り組んでいる会社です。
ファーストリテイリング 柳井正氏
ファーストリテイリングの社長である柳井正氏は、会社の前身である小郡商事株式会社を設立した人物でもあります。
ジーユー取締役会長やソフトバンクグループの社外取締役も務めていることから非常に力のある人物だと言えるでしょう。
そんな柳井正氏が社長を務めているファーストリテイリングは、
1963年5月1日に設立された会社で、株式又は持分の所有によるグループ全体の事業活動の統率や管理などを行っています。
グループ企業は世界にも店舗があるユニクロなどが傘下に入っています。
「服を替え、常識を変え、世界を変えていく」という基本理念を大切にした事業を展開しています。
また、お客様の立場に立脚、革新と挑戦、 個の尊重・会社と個人の成長、
正しさへのこだわりという価値観から、ファーストリテイリングが持つ想いが伝わることでしょう。
1900円のユニクロのフリースなどは、まさにお客様の立場に立脚したからこそ生まれたアイテムなのではないでしょうか?
また、ユニクロのカシミヤキャンペーンなどこれまでにはなかったキャンペーンでも大きな注目を集めました。
2012年は木村育生氏を始め、ご紹介した人物が社長を務め、会社の成長や社会への貢献に寄与していました。
もちろん、ここでご紹介した人物以外にも素晴らしい功績を残した社長は多く存在しますが、
今回は中でも知名度の高い社長を厳選しました。
どの会社も知らない人はおらず、世界的に認知されている大企業です。
現在は社長職を離れている方もいますが、
日本経済の成長にも関わる素晴らしい功績を残した人物だと再確認できたのではないでしょうか?